オープンソースCMS「concrete5」の4つのエンタープライズ向けの有償機能

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クロスキューブの山崎です。

8月11日、オープンソース汎用CMS「concrete5」がエンタープライズ向けの有償機能を新たに2つ提供開始することを発表しました。

これにより「concrete5」は以前より提供されている2つの有償機能と併せて、4つの有償機能が提供されていることになりましたが、このタイミングで改めてどんな機能でどういった時に活用できるのかを改めて振り返って見たいと思います。

静的HTML出力(HTML Exporter)

「Wordpress」や「concrete5」などの動的なCMSでは、アクセス毎に処理が行われページが生成される仕組みとなっています。そのため、更新内容の即時反映や、リアルタイムな情報の入出力が可能となっています。

しかしながら、当然毎回処理が行われるため、アクセスが増加すればその分だけPHPがDBにアクセスし、サーバへの負荷も増加するため、それに耐えうるサーバ環境の検討や構築が必要になってきます。

しかし、この機能を使うことで「concrete5」の通常通りの直感的なUIを使って作成したページを、静的なHTMLのWebサイトとして出力することが可能となります。

ページのHTMLだけではなく、サイトのディレクトリ構造も生成され出力されます。

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静的なHTMLは、言葉通りすでに生成されたHTMLファイルにアクセスをするため、PHPが処理する様な動的な処理が発生せず、サーバなどへの負荷を最小限に抑えることが可能です。また、データの入出力が基本的には行われないため、セキュリティ的にも動的なページより強固なものとなります。

もちろん動的なページには、プログラムを使うことで様々な機能が実装できますが、更新頻度の低いページやそういった機能が必要ないページで静的HTMLを使うことで負荷軽減セキュリティ強化などが行えます。

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静的HTML出力の設定画面一部

統合デジタルアセット管理(Centralized Digital Asset Management/CDAM)

画像や動画、モバイルを含むアプリケーション、ニュース記事などのデジタルコンテンツをメタデータ、カテゴリなどを使い、一元管理することが可能となります。

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メタデータ、カテゴリの設定画面

これにより、外部へ提供する画像やニュース記事などのデジタルコンテンツを一元管理や、社内のデジタル資産や製品カタログなどの一元管理などに利用することも可能となります。

iPhoneやAndroidなどのモバイルアプリや、Adobe InDesighn向けのデータの出力など、様々な形式に対応する事ができます。

昨今、バイラルメディアや、コンテンツマーケティングなどの重要性が増してきています。
また、今までの単純なSEOから、よりコンテンツ重視のSEOが必要となってきました。

そういった状況で、企業のマーケティングにこのアセット管理機能は大いに役立つと思います。

多段階ワークフロー(Multi-Step Content Workflow)

concrete5では通常でもコンテンツの編集に対する承認、または却下のステップを挟む1段階のワークフロー機能が標準搭載されているのですが、大規模な組織ではより複雑な承認フローが必要な場合があります。

この機能により、多段階の承認フローを実現することが可能となるため、社内のワークフローを他ツールを使わず、concrete5内のみで完結することができます。もちろん直感的な操作で。

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ワークフローの設定画面

今までは既存業務フローに合わせたワークフローのしくみを構築しようとすると、とても高額な開発費用がかかりましたが、この機能が提供された事により、安価に業務内容に合わせた最適なワークフローのシステムを構築する事ができる様になりました。

1ツールによる完結により、ランニングコストの削減できますし、公開までの期間を短縮することで、よりアウトプットの結果を最大化することが可能です。

多言語サイト運用支援(Internationalization)

concrete5は元々、多言語対応のニーズに対応するため、無償の他言語化アドオンが提供されていますが、この機能では更に踏み込んだ対応が可能です。

具体的に言うと、単語の翻訳内容を言語ごとに設定し、その内容をサイト全体に適用することができます。これを使うことでユーザーインターフェイスからコンテンツまで細かな部分の翻訳が可能、かつ非常にわかりやすい操作で行えます。

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各言語の編集画面

多言語対応は言語によっては翻訳が非常に専門的なものとなりやすいものですが、その専門性と作業内容をできる限り、効率的かつ簡単に行えます。

社外の翻訳業者と共同で作業する際等は、前述の多段階ワークフローと合わせると、必要な部分だけを翻訳業者に公開して作業ができます。

エンタープライズ機能全体を通した感想としては…

元々過去のバージョンではエンタープライズ向けのCMSであるため、無償の機能の中にも通常エンタープライズ向けCMSでしか、提供されていない機能もふんだんに実装されているのですが、さらにその「concrete5」をエンタープライズ向けに強化できる機能だということは間違いありません。

無償の機能とアドオン、有償の機能とカスタマイズ、こういったものを組み合わせ、なおかつコストも見据えながら、理想のサイトやシステムの制作を可能とするのが汎用CMSである「concrete5」の強みです。

そして、その選択肢のベストを選択できるのが「concrete5」によるWEBサイト制作を数多く経験してきた我々だと考えていますので、まずはぜひとも弊社まで一度ご相談ください。

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